普段から学校の図書館で工作の本を借りてきては、「これどうやって作るの?」と職員に聞き、職員と一緒に本を見ながら材料を揃えたり、足りない材料があれば自宅から持ってきたり、職員と一緒に作ったり、一人でできる所は一人で作ったりと個別の制作活動として取り組んでいます。
りてきては、「これどうやって作るの?」と職員に聞き、職員と一緒に本を見ながら材料を揃えたり、足りない材料があれば自宅から持ってきたり、職員と一緒に作ったり、一人でできる所は一人で作ったりと個別の制作活動として取り組んでいます。
制作は以前から好きですが、以前よりもさらに制作にはまっているTさん。毎日お迎えの時から職員と「今日何作る?」と楽しそうに話しながら、オークリーブスまで歩いています。ただ、最近学校の図書館の工作の本は大体借りてしまったそうで、少し飽きてしまっている様子がありました。「違う図書館行く?」と聞くと、Tさんはまだ地域の図書館に行ったことがないらしく、Tさんの経験の幅を広げる、地域資源の活用という意味でも有意義な活動と考え地域の図書館に行くことにしました。
図書館でのルール(大きな声を出さない、出した本は元の場所に片づける、マスクや消毒の徹底など)を事前に伝え、当日もルールを守っていました。ルールを守れていたことも職員としては嬉しいのですが、何よりTさんが興味津々な様子で、楽しそうにしていることが嬉しかったです。
地域の図書館には工作の本がたくさんあり、Tさんは何にするか悩んでいましたが、悩みながらも自分で選び、借りることができました。
たまに「ずっと同じことをしていていいんですか?」などと聞かれることがあります。
今回は制作でしたが、毎日のように同じように取り組んでいる活動でも、今回のように活動や経験の幅は広がっていきます。個々の興味関心のある活動に継続して取り組んでいると、日々見ていないと気付かないようなことですが、児童にとって良いことも沢山あるようです。「毎日同じような事をしている」という目線ではなく、一緒に取り組んだり、楽しんだり、気長に見守り、タイミングをみて、次に繋がるように支援していくのも大切な療育の一環だと思います。